電力自由化とは、それまで地域ごとに決められた電力会社（例：東北地方では東北電力）が独占的に供給していた電力を、様々な会社が販売できるようにする制度改革です。この改革により、以下のような変化が起きました：

• 消費者が自由に電力会社を選択できるようになりました。
• 新電力会社（小売電気事業者）が市場に参入し、競争が促進されました。
• 価格競争や新しいサービスの提供が可能になりました。
• 技術革新や産業の国際競争力向上が期待されています。

これにより、全てのお客様が自身のニーズに合った電力会社やプランを選択できるようになりました。

電力会社を変更しても、電気の品質や供給の安定性に違いはありません。以下の点から、安心してお使いいただけます：

• 電気の品質：停電頻度や周波数などの電気の品質は変わりません。
• 送電方法：従来からの電線を利用して電気が送電されるため、お客様への電気供給に変更はありません。
• 停電対応：送電設備の不調により停電が生じた場合、同地域のお客様全体に影響が及びますが、これは電力会社を変更しても同じです。
• 災害時の対応：万一、災害が発生した場合でも、電力会社間で電気を融通し供給し合う仕組みが構築されています。

したがって、電力会社を変更しても、電気の品質や安定供給に関してご心配いただく必要はありません。安心してお使いいただけます。

スマートメーターは、通信機能を備えた次世代型電力量計です。従来の電力メーターと比べて、以下のような特徴と利点があります：

• 時間帯別の電気使用量の可視化：詳細な電力消費パターンを確認できます。
• 遠隔検針：検針員が敷地内に入る必要がなくなり、プライバシーと安全性が向上します。
• HEMS（ホームエネルギーマネジメントシステム）との連携：将来的に、外出先からも電気製品の操作が可能になります。

これらの機能により、エネルギー使用の効率化や生活の利便性向上が期待できます。

原則として、お客様の立ち会いは必要ありません。スマートメーター設置工事に関する重要なポイントは以下の通りです：

• 立ち会い：通常、お客様の立ち会いなしで工事を進めることができます。
• 手続き：工事の手続きは電力会社が行います。
• 一時的な停電：工事中に短時間の停電が発生する可能性があります。
• 確認事項：切り替えのお手続きの際に、以下の点を電力会社へご確認ください：
  • 具体的な工事日程
  • 停電の予定時間（もしある場合）
  • 特別な準備が必要かどうか

工事に関してご不明な点や特別なご要望がある場合は、お手続きの際に電力会社にお問い合わせください。

電力会社の切り替えに関する工事と費用について、以下のポイントをご確認ください：

• 基本的な切り替え：
  • 原則として、工事は必要ありません。
  • 費用もかかりません。
• スマートメーターへの交換が必要な場合：
  • お客様の現在の電力メーターがスマートメーターでない場合、交換工事が必要となります。
  • この交換工事にかかる費用は、原則としてお客様の負担はありません。

スマートメーターの設置状況や具体的な手続きについては、切り替え先の電力会社にご確認ください。

電気料金を安く提供できる主な理由は、以下の4点にあります：

1. 多様な電力調達方法の活用：
   • 発電事業者から直接、安価に電力を調達しています。
   • JPEX（日本卸電力取引所）から多くの電力を仕入れています。これにより、市場の需給バランスを反映した競争力のある価格で電力を調達できます。
   • 市場の競争原理を活用し、より有利な条件で電力を仕入れています。
2. 設備投資の最適化：
   • 既存の送電網を利用するため、大規模な設備投資が不要です。
   • 必要最小限の設備投資に抑えることで、コストを削減しています。
3. 運営コストの削減：
   • 人件費などの固定費を効率的に管理しています。
   • ITシステムの活用により、業務プロセスを最適化しています。
4. 柔軟な価格戦略：
   • JPEXでの取引価格の変動を活かし、市場の状況に応じた柔軟な料金設定が可能です。
   • 電力需要の変動に合わせて、効率的な電力調達と価格設定を行っています。

これらの取り組みにより、従来の電気料金よりも安価なサービスの提供が可能となっています。

電気料金の削減幅は個々のお客様の状況によって大きく異なります。正確な見積もりを提供するために、以下の要素を考慮したシミュレーションを行います：

• 現在の電力契約内容：
  • 契約種別（従量電灯、低圧電力、業務用電力など）
  • 契約アンペア数や契約電力
• 電力使用パターン：
  • 月別の使用量
  • 時間帯別の使用量（昼間・夜間など）
  • 季節による変動
• その他の要因：
  • 地域
  • 業種
  • 主な電気機器の使用状況

具体的な手順は以下の通りです：

1. お客様の現在の契約内容と過去の電気使用量データ（請求書など）をご提供いただきます。
2. 提供いただいたデータを基に、当社の料金プランでのシミュレーションを行います。
3. シミュレーション結果に基づいて、具体的な見積書をご提示いたします。
4. 見積書には、予想される削減額や削減率、最適な料金プランの提案などが含まれます。

なお、一般的な傾向として、多くのお客様で5%から20%程度の削減が見込まれますが、個々の状況により大きく異なる場合があります。正確な削減額を知るためには、個別のシミュレーションが不可欠です。

お客様の電気料金の削減可能性を詳しく知りたい場合は、お気軽にご相談ください。無料で詳細なシミュレーションと見積もりをご提供いたします。

停電の原因によって、問い合わせ先が異なります。主に以下の2つのケースがあります：

1. 敷地内の電気設備（内線）に原因がある場合
2. 送配電設備（外線）に原因がある場合

停電の原因がわからない場合は、まず以下の順で問い合わせることをお勧めします：

1. 一般送配電事業者（東北電力ネットワーク株式会社）
   • サービス提供エリア：東北6県（青森県、岩手県、秋田県、宮城県、山形県、福島県）および新潟県
   • ネットワークコールセンター
   • TEL: 0120-175-366（フリーダイヤル）
   • または 022-266-6810
   • 24時間365日対応
2. 宮城でんき/地域創生でんきサポートダイヤル（一時受付）
   • TEL: 0570-099-959
   • 受付時間: 10:00〜18:00（日祝休み）

注意事項：

• 停電の範囲が広い場合や、外線に明らかな異常がある場合は、直接一般送配電事業者にお問い合わせください。
• 自宅のブレーカーが落ちているなど、明らかに内線側の問題の場合は、電気工事店にご相談ください。
• 生命に関わる医療機器をご使用の方は、あらかじめ一般送配電事業者に連絡先をご登録いただくことをお勧めします。
• 東北電力管内（東北6県および新潟県）以外にお住まいのお客様は、お住まいの地域の一般送配電事業者にお問い合わせください。各地域の一般送配電事業者の連絡先は、当社ウェブサイトの「地域別お問い合わせ先」ページでご確認いただけます。

お客様の安全を第一に考え、適切な対応をさせていただきます。ご不明な点がございましたら、遠慮なくお問い合わせください。